喫煙と歯周病

タバコの煙が最初に通過するお口の中は、喫煙の悪影響が最初に貯蓄する場所になります。

すなわち、

①お口に貯留、通過するタバコ煙による直接的影響

②血液を介した間接的影響

これら両方の影響受けるのがお口の中です

タバコの煙に含まれる”一酸化炭素”は周囲組織への酸素供給を妨げてしまいます。

”ニコチン”は一種の神経毒で、血管を縮こませるので体が酸欠や栄養不足状態になります。

すると…

歯周病が進行しやすくなります。

有害物質により歯周病になりやすい上に、病状がよくなってもまた侵攻してしまう、なんてことも多くあります。

血行が悪いため、歯肉の腫れや出血が見た目上抑えられ、患者さん自身が歯周病に気づきにくくもなります。

そのため、知らないうちに歯周病が進行している、なんてことも…

また、外科処置のリスクもかなり高くなります。

歯周病によって溶けてしまった骨の回復を促す”再生療法”や、重度の歯周病の歯を抜く”抜歯処置”などの手術後の治りも悪いです。

タバコの有害物質により、血液供給が少なくなるので、傷口の治りが阻害されてしまうからです。

喫煙されている方

歯茎の状態は本当に健康ですか？？

こまめに定期検診を受けて、歯周病の早期発見に努めましょう！